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ガスコンロ 火の元の消し忘れ
2016年6月@のひやりはっと事故事例報告です。
今回の事例は、利用者様宅でのガスコンロ 火の元の消し忘れです。
〔状況要旨〕
ご利用者のB様より事業所へ連絡が入る。
【内容】
・コンロの火が付けっぱなしになっていた。どうしてくれるの。
・おやつのホットケーキを作ってもらってから使っていないからその時からずっと付きっぱなしになっていたと思う。(ご本人が翌朝発見し消した。10時間以上は経過していると考えられる)
・火事や火傷はしていない。
・ガス代が高額だったら差額分を払ってほしい。私はガスコンロを一切使わない事知っているでしょ。
<原因分析>
・Cヘルパーは、焦げないようにホタル火にして調理をしていた為、確実に消した記憶がなかった。
使ったフライパンはそのままコンロの上に置いておいていいと言われたので動かずそのままにしてしまった。(いつもであれば、片付けまでおこなう)サービス中に召し上がられなかったので、ご本人の要望にてお皿に移し台所に置き終わりにしてしまった。
〔今後の是正について〕
<分析・結果>
・コンロには安全装置がないものであり、着火のロック機能もない古いタイプのものである事に慣れてしまっており退出時に記録書(火の元欄)のチェックも怠っていた為今後はしっかりと指さし確認をするとともにチェック入れをおこなう。
・ご本人はガスコンロを使用しない事は皆知っていた。手順書へ注意喚起の記載もないので早急に書き記し担当ヘルパー全員への周知をおこなう。
・ガス代については「わざとではないし…」という事で穏便にすむ事となりヘルパー交代も望まないという結果であった。
火の元は注意を怠ると大惨事になりかねません。命、住む場所を奪う事になってしまいます。
調理などのサービスに入らなくとも、常に予後予測を意識し気にかける事が大切です。(特に、お1人暮らしや高齢世帯は気を付けるようにしましょう)