詳細
ご利用者様の自宅の鍵を紛失(苦情・事故)
2016年8月@のひやりはっと事故事例報告です。
今回の事例は、鍵の紛失です。
【状況要旨】
利用者のA様から事業所に苦情の電話が入る。
・Bヘルパーが買物同行のサービスに入った。
・A様は脳梗塞の後遺症で片麻痺の状態なので車椅子介助で同行した。
・A様は自宅の鍵をストラップのようなものに付けており、いつも車椅子の後ろポケットに入れていたので、その日もそのようにしていた。
・A様のマンションに到着、その時鍵が無い事に気づく。
・A様の自宅のシリンダーをドアノブごと取り換える代金を弁償して欲しいとの訴え。
【結果・対応】
・部屋に入れない為、マンションに常駐しているコンシェルジュに事情を説明し、鍵をあけてもらった。
・Bヘルパーは、サービス後に、通り道を探したが鍵は見つからなかった。
・Bヘルパーはその日、鍵の紛失を事業所に連絡せずに帰宅した。
・ドアノブの交換の費用を会社で弁償するのに5万円かかった。
【原因分析】
・即刻、事業所に連絡をいれるべき、日を置いたことでA様の怒りが増した。
・後ろのポケットにマジックテープが付いていたのに閉めていなかった。
・毎回そのようにしてきたので、今回も心配ないという心の弛みがあったのではないか。
【改善策】
・今後、報連相を徹底していく。
・そもそも鍵は必ずバッグに入れなければいけない。
・落とすことを前提に考え危機感をもってサービスにはいる。
利用者にとって外出は楽しみの一つですが、今回のような事があると、台無しです。
始めは緊張感をもってサービスに入っていても、長く入っていると気が弛みがちですね。
常に危機感を忘れず、事業所と連携をとっていきましょう。