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掃除中の物損事故
2016年12月Aのひやりはっと事故事例報告です。
今回の事例は、掃除中の物損事故についての報告です。
【状況要旨】
訪問介護員が和室の掃除機掛けをするため、クローゼットから掃除機の延長管を取り出し準備をしていた。
延長管を掃除機本体に取り付ける際に、手から延長管が滑り落ち、取り付けている勢いからホースが障子に当たってしまい、障子が1枚破れてしまった。
訪問介護員はその場でご利用者に謝罪をし事業所に報告をした。
事業所からご利用者へ謝罪の連絡を行ったところ、障子の張り替えを希望されたので、後日サ責が確認後、業者に依頼し対応する事になった。
【原因分析】
ご利用者の居室を掃除する場合は、周りに割れ物は無いか、ぶつかりそうなところはないか、安全を確認する必要があった。
和室は特に破れやすい障子が貼ってある場所なので、掃除機など使う時には細心の注意が必要なはずだが、訪問介護員がサービスに慣れてしまい、だんだんと注意が薄れてきた事が考えられる。
【今後の是正】
生活援助サービスで掃除用具などの取り扱いを行なう際は、当たり前の事として、周りに壊れやすいものが無いか、確認をしてから対応する必要がある。
★掃除機の延長管、クイックルワイパー、はたきなど、長さのある掃除用具はついつい手元に神経が集中して、狭い空間では背後にある器物にあたってしまう事があります。
常に周囲の環境を把握して、慎重に取り扱うようにしましょう!
★また、なかには老朽化している掃除用具もありますので、使用する前に破損などないかチェックすることもお願いします。