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買い物代行サービス時に現金紛失
2017年7月@のひやりはっと事例報告です。
今回の事例は、買い物代行サービス時に現金紛失してしまった後、更に対応が遅れた事例です。
【状況要旨】
・6月28日(水曜日)
・訪問介護員がご利用者様から現金をお預かりして買い物代行を行っていた際、駅近くで転倒し預かった現金を落としてしまった。
・訪問介護員は現金を落としたことに気付かず、買い物先へむかった。
・会計時に現金紛失に気付いたが、自分のお財布から現金をだし清算をした。
・利用者宅に訪問介護員が帰宅してから状況説明をした。
・ただし、事業所への報告がなかった。
・7月1日(土曜日)に別の訪問介護員より現金紛失の報告をスタッフが受けるが、利用者・訪問介護員にも確認を行わず放置してしまった。
・7月3日(月曜日)18:53店長が事業所スタッフより報告を受け事故が発覚した。
後日担当訪問介護員へのヒアリングを実施してもらい、ズボンの後ろポケットにしまい転倒時に紛失してしまった。
その後、ご利用者様,家族に謝罪,担当ケアマネージャー,行政への報告を行う。
【原因】
・訪問介護員が買物代行サービスに慣れてしまい、現金をしまう場所の安全を怠った。
・お客様から預かった8000円弱の現金を紛失しているにも関わらず、ことの重大さを感じていない。
・スタッフの危機管理意識が低いため、対応が後手後手にまわってしまった。
【対策】
・現金を預かったら、ファスナーの付いたバッグなど安全な場所にしまう。
・買物するときに現金がない事に気づいた時点で、事業所に連絡するべき。
・事業所スタッフも事故の重大性を認識し、早急に対応しなければいけない。
・あらためて、報連相の大事さを確認しあい、情報共有することが大事である。
今回の事例は発生から5日後に発覚し、対応が遅れてしまい重大な問題になってしまいました。
どんな事も、隠さず報告し、スタッフも問題意識を持って対応すれば、小さな芽のうちに解決できた筈です。
あらためて危機管理意識を確認するとともに、小さなことでも日頃から何でも報告していきましょう。
常に緊張感をもってお仕事に取り組んでいただき、ご利用者様に喜んで頂ける訪問介護員を目指してください。